BONCOURAオリジナルのLOTUS SUEDEを使用した、Leather Jacket 1st。
革の鞣しには、一般的に知られている工程だけでは語ることのできない、数多くの技術やノウハウがあります。使用する薬品や水、工程の組み立て方もタンナーによって異なり、それぞれに長年培ってきた独自のレシピがあります。また、タンナーごとに得意とする革や仕上げも異なります。
BONCOURAでは、求める革に合わせて、その革を作ることを最も得意とするタンナーを選びます。自分たちで工場を回り、職人と直接話しながら、その時々で理想とするレザーを作り上げています。
原皮についても、できる限り傷の少ない上質なものを選別してもらっています。年々良質な原皮を安定して確保することが難しくなる中で、こうした選別を続けられるのは、長年タンナーと直接向き合い、信頼関係を築いてきたからこそできることです。
見たときの迫力、着込んだ先に現れる経年変化。そして何より、指先で触れたときの感覚。BONCOURAでは、そのすべてを大切にしながらレザーを作り続けています。
LOTUS SUEDEも、「手触り」を大きなテーマのひとつとして開発したBONCOURAオリジナルのスエードです。
指先で触れた瞬間に感じる、非常になめらかで柔らかな質感。スエードらしい起毛感をしっかりと持ちながらも、毛足だけが強く主張するのではなく、全体として上品な表情に仕上げています。
そして、このレザーを大きく特徴づけているもうひとつの要素が、防水性です。
一般的にスエードを水から守る方法としては防水スプレーなどが知られていますが、完成した革の表面をコーティングすることで、その方法によってはスエード本来の手触りや風合いまで変わってしまいます。
BONCOURAが求めたのは、スエードらしい柔らかな手触りと自然な起毛感を残したまま、防水性を持たせること。
そこで熟練した職人と試行錯誤を重ね、表面を後から覆うのではなく、鞣しの段階から水に強い性質を持たせる方法を追求しました。
特殊な鞣しを施すことで、水がすぐに革へ染み込むのではなく、まるで蓮の葉の上で水滴が丸くなり、そのまま転がっていくように弾きやすい性質を持たせています。
水濡れによる色のにじみやシミも起こりにくく、さらに色移りもしにくい。それでいて、表面を顔料などで覆うことなく、スエード本来の柔らかな手触りや風合いを残しています。
扱いやすくするためにスエードらしさを消すのではなく、その魅力を残したまま、より自由に着込めるものにする。
どれだけ美しい革であっても、水や汚れを気にするあまり着ることができなければ、その先に現れる経年変化を十分に楽しむことはできません。
BONCOURAが作りたいのは、飾っておくためのレザーではなく、日常の中でしっかりと着込み、時間を重ねていくためのレザーです。
新品の状態では整った表情を見せるスエードも、着用を重ねることで、肘や腕には少しずつシワやアタリが現れ、よく触れる部分では毛並みや色の見え方にも変化が生まれていきます。
蓮の葉が水を弾くようなその性質と、柔らかく上品な表情。そのイメージから生まれたのが、LOTUS SUEDEです。
ジャケットのベースはBONCOURA 1st。
デニムジャケットの形をそのままレザーに置き換えるのではなく、革の厚みや柔らかさ、落ち方を考えながら、レザージャケットとして一からバランスを組み直しています。
胸ポケットのフラップを省き、大戦期に見られる簡素なディテールを取り入れながら、フロントはあえて5つボタン仕様に。ボタンを留めたときのバランスとシルエットが美しく見えるように仕上げています。
背面にはTバック仕様を採用。リベット、フロントボタン、シンチバックまで、使用する金属パーツはすべてBONCOURAオリジナルです。
銅製のリベットは使い込むことで色が変化し、ボタンやバックルにも少しずつ艶や深みが生まれていきます。
革だけではなく、金属パーツやシワ、アタリまで、それぞれが着用とともに変化していく。
BONCOURAが理想とするLOTUS SUEDEと、BONCOURA 1stの形を組み合わせた、時間をかけて育てていくレザージャケットです。




| サイズ |
着丈 |
肩巾 |
身幅 |
袖丈 |
| 36 |
56 |
47 |
108 |
59 |
| 38 |
58 |
49 |
114 |
61 |
| 40 |
60 |
51 |
120 |
63 |
| 42 |
62 |
53 |
128 |
65 |
| 44 |
64 |
55 |
132 |
67 |