オリジンパーカー Origin Hoodie
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オリジンパーカー通称、後付けパーカーとは
後付けパーカーとはパーカーの原型とも言うべき形で、トレーナーにそのままフードを取り付けたような形になっており、元々はCampion社によって1930年頃開発されました。
労働者が冬の厳しい寒さを凌げるように考えられましたが、当時の技術では分厚い生地を縫うことが難しく新たな縫製方法を開発されるまでは実現できなかったものです。
ヴィンテージではウールやコットンで裏地が無いものや共地のダブルフェイスまたはサーマルの物等があります。
BONCOURAが創り出す本気の吊り裏毛生地
デニムと同じく原綿の配合から糸の捻までこだわったこだわりの釣り裏毛
原綿の種類産地によって質感、手触り、色などが変わってきます。
それを組み合わせて理想の生地に仕上げていきます。
色や杢感にはかなりこだわりがありどこにも無いものを作り上げようとサンプルに取り掛かったのですが、驚くことに色のたった1%の配合が変わると全然違った色味になってきます。
たかが1%されど1%、色味と杢感を決める最重要なファクターであり妥協できない
何度も繰り返し原綿の配合率を変え糸を作りサンプルを編み立てていき狙った色を出すまでにひたすら試行錯誤を行いました。
さらに難しいのが、できた糸だけを使って仮で編み立てしたとしても、
ある程度の色はわかりますが吊り編みで編み立てた場合裏毛の色も表地に関わってくるので、実際に吊り編み機で編んでみないと分からない点にもあります。
最終ジャッジは自分の感性と経験を信じて創り上げました。
生地の色に深みを持たせるために複数の色を混ぜてその色を表現しています。よく驚かれますがグレー杢の色を出すのにグレーの色を一切使っておらず、ほかにも独自の杢感を出すために原綿の段階、混合の段階でも様々な工夫を行なっています。
貴重な旧式の吊り編み機を使用、通常でも1日約10mしか進みませんが
さらにその中でも特殊な手間をかけることにより1日7mしか生地が作れません
これはB O N C O U R Aの定番のパーカーに換算すると1日4着も取れない量です。
非効率ではあるがそこには何物にも変えがたい独自の風合いがあります。
丸起毛から最終仕上げまで
原材料、編みは風合いに大きな影響を与えるのですが実は最終の仕上げが締める部分も大きく手触りがかなり変わってきます。
丸起毛が出来る工場も吊り編み同様、日本国内には少なく国内でも熟練した職人が限られています。
その中で信頼できる工場を探し出し協力してもらっています。
原材料から編み立て仕上げに至るまで妥協せず作り上げたB O N C O U R Aの吊り裏毛生地
今回はネイビーのソリッドカラーなので原綿の配合率、糸の捻などを同じに
新たに一から紡績し創り上げた理想の生地
裏地は新開発のワッフル生地
ワッフルなどのサーマル生地は本来アウトドアなどに使われその使用感から軍等にも納入されています。
凹凸の中に空気を含むことによって保温性が高くまた肌への接地面が少なく汗をかいてもベタつきにくいといった大変優れた素材です。
そこからB O N C O U R Aの生地に対するこだわりを惜しみなく注ぎ込んで完成したのがこの生地で、こちらも原綿の種類、編み立てからこだわり
一般的なものより畝が太くより凹凸感があり、よりワッフル生地本来の風合いが楽しめるようになっています。
さらに手触りにもこだわり編み立て以外にも特別な工夫をしておりそれが表面の質感をさらに高めています。
そしてワッフル生地の最大の弱点である着ていくうちに生地がどんどん伸びていってしまい経年変化と言うよりくたびれた感じになってしまうと言う弱点を克服すべく綿の性質はもちろん肉厚にそしてさらに目を詰めて編み立てています。
B O N C O U R Aの真骨頂である経年変化を最大限楽しめ、育てられるように創り上げました。
2つの生地の融合、魂のダブルフェイス
2つのオリジナル生地を贅沢に融合させています。
上質で肉厚な生地を2枚重ねているので手で持った時の重量感はありますが、着てみると重さは感じず保温性にも優れ、後付けパーカーが生み出された本来の理念である防寒性も十分です。
BONCOURAが生み出した理想の生地、是非手に取って楽しんでください
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